汗疱(異汗性湿疹)・手荒れ(主婦湿疹)
汗疱(異汗性湿疹)とは・・・
手足にできる「あせも(皮膚の中に汗が詰まってできる皮膚の炎症)」です。
汗疱(異汗性湿疹)のメカニズム
1
汗は汗腺で作られ、汗菅を通じて皮膚の表面に分泌されます。
角質層には水分が溜まるので、汗が出すぎると角質層がふやけてしまいます。
2
汗の出口が水分過多でふやけて塞がったために汗が皮膚内に溜まります。
3
出られない汗は、かゆみを起こし角質層を傷つけて肌荒れを起こします。
汗疱(異汗性湿疹)の原因
この2つが原因となり汗疱(異汗性湿疹)ができることがあります。
人間の祖先は4足歩行でした。体重を支えるために表皮(角質層)が厚くなりました。
汗疱(異汗性湿疹)の症状
手足の皮膚に小さな水疱が出来ます。
その水疱の周りが赤くかゆくなったり、少し白く濁ってきたりします。
そのあと皮がむけてきたり、ブツブツができてきたりします。
手荒れの併発について
皮がむけたあとに、洗剤などで手荒れを併発することもあります。(汗疱+主婦湿疹)
汗疱(異汗性湿疹)の治療
これらを組み合わせて治療していきます。
※非常に調子が悪い時はステロイドの内服も行います。